自分は、自分が思っているよりも役に立ってる。

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こんにちは、篠原みなもです。

 

 

今日も、きらくにたのしく子育てする方法をお話します。

 

 

仕事をするとき、

 

あるいは家事をするとき、

 

あなたは何を考えていますか?

 

 

 

ちなみに、

 

篠原が、

 

朝7時から19時まで子供を保育園に預けてサラリーマンとして働いていたとき

 

 

頭の中は、

 

こんなかんじでした。

 

 

 

「今日中にあれとこれやって、明日はこれでこの発行物の締め切りは来週の水曜日で、今日は3時に小学生が帰ってくるからそれまでにこれとこれをやって、今日は〇〇さんとラストまでだから、何時に閉めてダッシュでバスで、今日は冷蔵庫が空っぽだから保育園のあと買い物に行って、えーっとそれから、

ああ間に合う気がしない、こないだも締め切りギリギリで手伝ってもらったし、本当私ってできないわ、またできなかったらどうしようどうしようどうしよう…。」

 

 

もうずっと、こんなかんじで。

 

ぐるぐるできないできないって考えてました。

 

 

当然、

 

現場に来る子どもたちにも人気はなく、

 

ずっとできないと呟いてるもんだから本当に要領悪くていつも締め切りに追われているし、

 

家に帰れば家事は山積み。

 

部屋は散らかり放題。

 

子どもにも当たっでしまってはトイレに篭って泣いたり。

 

自分だって頑張っても頑張っても

 

終わらないしできないので、

 

よく、

帰り道は人の通らない暗い道を歩きながら泣いていました。

 

 

 

さて、ときは流れて現在、

 

 

篠原はサラリーマンを辞めて、

 

 

ゲストハウスのお掃除のアルバイトをしています。

 

昼間だけ働けてシフトも自分で組める、こどもがいる身にはありがたいお仕事です。

 

 

 

この仕事は基本的に、

 

 

いろんな現場へ直行直帰の一人旅です。

 

 

昔やってた酪農ヘルパーって仕事も直行直帰で回るやつだったんですが、

 

篠原はつくづくこのタイプの仕事に縁があるようです。

 

 

ラインなどを通じて、上司とのやりとりはしますが、

 

人に会わないのが普通。

 

篠原はまだ新人なので、先輩が作業後にチェックされているようですが、

 

直接は会わない。

 

 

 

でも、この仕事楽しいです。

 

 

まず、

 

お客様のチェックアウトからチェックインまでの時間内に、ベッドメイクやトイレ、お風呂、洗面所と全ての部屋のお掃除、カバーやタオルの洗濯とかを全部終わらせないといけない。

 

 

 

なかなかスリリング。

 

万が一間に合わないとお客様がお部屋に入れないから大ごとです。

 

でも初回は、

 

時間を全部使っても全然間に合わず。

 

 

先輩に助っ人で来てもらい、

 

どうにかことなきを得ましたが、

 

いまでもあのヒヤッと感は忘れられません。

 

 

 

 

 

あと、

 

一応きちんとマニュアルがあるんですが、

 

「これでオッケー」

 

と、決めるのはあくまでも自分。

 

 

最初のうち、

 

自分に自信のない篠原にはすごくハードルが高いことでした。

 

 

 

だって、仕事を終わらせることを許してくれない強敵がいるのです。

 

 

 

それは、

 

 

 

 

 

髪の毛!

 

 

 

 

髪の毛一本落ちてたらお客様からクレームになります。

 

 

髪の毛ってなんで、自分以外のもんだと、あんなに気持ち悪いんでしょうか。

 

 

 

しかも、髪の毛、及び「毛」の機動力としつこさは半端ないです。

 

 

掃除機をかけてクイックルワイパーをかけて、

コロコロを使って必死でコロコロコロコロ。

 

よし、これでいい!

 

と、最終チェックしたら、

バスルームに、

 

さっきはいなかったはずの波型の毛が鎮座していたり。

 

 

あなたはどこからきたの?!

 

さっきはいなかったよね???

 

 

 

そんなことが果てしなく続きます。

 

 

たかが髪の毛一本。

 

されど髪の毛一本。

 

 

 

 

 

この仕事、

 

面接で、こんなことを言われました。

 

 

「篠原さんがお客様に直接お会いすることは、原則ありません。

 

ですが、お掃除をする時、

 

 

作業を『これで終了かどうか』を決めるとき

 

『私達(上司)がどう思うか』ではなく、

 

宿泊されるお客様がどう思われるかを考えて、作業してください。

 

そうすれば、大きな間違いをすることは、まずありませんよ。」

 

 

 

これは衝撃でした。

 

いや、当たり前なんですよ。

 

当たり前なんですけど。

 

 

 

篠原がいた児童福祉の現場でさえ、

自分が気に入る仕事をしろ、ということを言ってくる上司は普通にいました。

 

 

でも、

たしかにそうなんですよ。

 

「上司が気に入るかどうか」

 

っていう曖昧な基準で仕事をしてしまったら、

 

仕事の質も結果も、ブレまくり間違い無し。

 

 

だって、そんなこと言ってくる上司が気分屋じゃないはずがありません。

 

 

 

でも、お客さんが基準なら??

 

 

ゲストハウスのお掃除で言えば、

 

たとえば、こうです。

 

 

 

カナダに、

トムとジェシカという夫婦がいました。

 

二人は決して裕福ではありませんでしたが、

 

小さな農場を経営しながら、3人の子どもを必死で育てました。

 

2人の愛情を一身にうけた子どもたちはやがて大人になり、

 

立派に独立して夫婦の元を巣立っていきました。

 

長年夫婦で営んでいた農場も、今では息子夫婦が切り盛りしています。

 

 

 

そんな二人。

 

来月は結婚記念日です。

 

久しぶりにのんびりできるね。

 

どんな風に過ごそうか、

と、話していたら、玄関のチャイムが鳴りました。

 

ドアを開けると、独立した3人の子どもたち。

 

驚く2人に、

「パパとママにプレゼントがあるんだ!」

 

なんとそれは、日本行きの航空チケット。そして、ガイドブック。

 

夫婦は大喜び。

 

黒澤明の映画で見て以来、ずっと憧れだった日本。

 

一度行ってみたいね、と言ったまま、

 

アジアの遠い国への旅行は、

 

子どもたちを育てている間は夢のまた夢でした。

 

旅行そのものも二人では行ったことがありません。

 

 

宿泊する場所は京都、

 

これは娘が予約してくれたそう。

 

時代劇に出てきそうな、古い町屋を改装したゲストハウス。

 

写真を見たジェシカはうっとり。

 

 

とうとう出発の日。

子どもたちに見送られ、トムとジェシカは旅立ちます。

 

 

十数時間のフライトも、日本への思いで楽しみで仕方ありません。

 

期待を胸に、

ようやく日本に到着。

 

空港から京都を目指します。

 

 

金閣寺や太秦映画村を観光し、

大興奮の2人。

 

日が暮れる前に今夜の宿へ、

 

タクシーが着いた先は、古い町屋が並ぶ静かな住宅街。

 

 

「なんて素敵なの!」

 

 

どきどきしながら部屋に案内され、

襖を開けました。

 

 

すると、

憧れだった伝統的な畳のお部屋!

 

借景のお庭もとっても素敵です。

 

 

 

「映画みたい!」

 

 

低い卓袱台には

お茶とお菓子が用意されています。

 

「お茶があるよ!飲んでみようか!」

 

「いいわね!そうしましょう」

 

 

はしゃぎながら座ろうとしたそのときです。

 

 

 

 

 

 

ジェシカは

 

あるものを発見します。

 

「あ、あなた、、」

 

そう言ったまま、ジェシカは固まりました。

 

視線は一点を見つめたまま、動きません。

 

「どうしたんだい?」

 

トムが近づくと、

 

「あなた、あれ、、」

 

 

ジェシカが震える指が指したその先に、

トムが見たもの、

 

それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人のものでは決してないはずの、

 

 

 

 

 

 

 

 

黒くて長い髪の毛!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

いやもうこれ、

 

ホラーですよ。

 

篠原は背筋が凍ります。

 

 

だって、大事な子どもたちがプレゼントしてくれた憧れの海外旅行ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

しかも、人生で初めての。

 

 

 

それが!!

 

 

座布団の上の黒い髪の毛。

 

 

篠原がだった一本見逃してしまったばかりに、

 

この話はホラーになってしまうのです。

 

 

 

でも、

 

髪の毛さえなければ、

 

トムとジェシカは日本旅行を堪能し、

 

お土産をいっぱい買ってカナダに帰り、

 

こどもたちに幸せな旅行の話をたくさんしたかもしれません。

 

 

 

そう、思うと、

 

篠原は怖くてなかなか仕事を終わらせられないんですが。

 

 

もう、ある程度のところで覚悟を決めて、

 

えい、終わりじゃ!!って、おわります。

 

 

でも、

そういうことを想像すると、

 

誰にも会わない仕事なんだけど、

 

自分がすごく役に立っている気がして、

 

誇りすら胸に湧いてきます。

 

 

 

 

 

しかしまあ、

 

前職はどう考えても多忙すぎましたし、

 

出産した数ヶ月後に、

 

授乳も切らないまま現場復帰したから体力はないし、

 

赤ちゃんプラス上の子に毎日夜泣きはされるしで常にぼんやりしていたし、

 

しょっちゅう子どもが熱を出して仕事は溜まるばかりだし、

と、

 

ゆとりや余裕が皆無だったのが今ではよくわかりますが。

 

 

だけど、と、今は思います。

 

だからこそ、

 

目の前の仕事と、

 

うまくいかない未来予想の想像で、

 

頭をいっぱいにするんじゃなくて、

 

 

目の前の子どもたちと、

 

『自分はきっと役に立っているから大丈夫。』

 

という引いた目線の想像力で、

 

頭をいっぱいにしていたら、

 

あの泣いてばかりいた数年は、

 

もっと幸せだったに違いないと篠原は思うのです。

 

 

めっちゃ後悔ですよ。

 

だって

そのときの自分のちいさくて可愛い赤ちゃんの記憶は、

ごっそり頭から消えているし、

 

仕事だって、

 

本当にずっと頑張っていたんやから、

 

認めてくれていた人もいて、

 

温かい言葉をかけてくださったり、

 

辞めたあとそっとお手紙くれた子どもがいたり。

 

確かにそこに存在して、

 

相手はたった一人かもしれないけど、

 

誰かの役には立っていたのだから。

 

 

自分ばかり見てしまっていたこと。

 

それがものすごい反省なのです。

 

 

 

でも、

 

と思います。

 

 

そのときの後悔の気持ちがあるからこそ、

 

私は限界を受け入れて3人産んだあとは仕事を辞めたし、

 

辞めたら本当に、

 

色んなことが見えてきたので、

 

その点では後悔していません。

 

 

 

 

ただ、

 

もしあなたがまさに今、

 

 

仕事も家事も育児も全部全部、

 

頑張っているのに、

 

自分の満足するクオリティには到達しなくて、

 

自分は何の役にも立たないと、

 

毎日自分を責めて泣いているとしたら、

 

 

それ、全部妄想だから!

大丈夫だから!

 

と、篠原は言いたいです。

 

だいたい、篠原の経験上、

 

ものすごーく頑張ってる人ほど、

 

「私はできてない!」

 

っていうんですよ。

 

 

 

だって、

自分大好きで自信満々の篠原の夫なんか、

 

盆と年末にしか掃除機もかけないのに、

 

「オレって、家事めっちゃやってる!夫の鏡とは俺のこと!」

って思ってますから。

 

 

いつも、はあ?!

って思います。

 

でも、

夫みたいに考えられた方が、

幸せにはなれますよね。

 

 

何故なら

「オレって役に立ってる」

 

って、思っている方が、

生きてる甲斐があるじゃないですか。

 

 

 

 

それでも、そんなことない!

役になんか立ってない!

 

って人は、

 

一度自分が起きてから寝るまで何をしてるかを全部書き出してみてください。

 

 

ほんで、独身の頃の自分と比べてみてください.

 

きっと今のほうが仕事量半端なく多いハズ。

 

 

 

それから、

自分のことと思わないで、

どっかの知らないお母さんのことやと思って、眺めて見てください。

 

 

きっと、

いままで思っていなかった

素敵な頑張り屋さんのあなたが見えてくるはずです。

 

 

あなたは絶対誰かの役に立っているのです。

 

自分だと当たり前すぎてわかりにくいだけです。

 

 

 

それが例え専業主婦でも、

 

あなたが作ったご飯で、

こどもや旦那さんは今日も元気になっているはずだし、

 

洗濯をしてくれるあなたがいるから、

 

清潔な服で気持ちよく過ごせるのです。

 

今朝うっかり、

 

こどもにガミガミ言ってしまったのなら、

 

お迎えに行ったとき、

 

明日の朝起きたとき、

 

言葉の代わりにギュッと抱きしめてあげてください。

 

それこそがあなたしかできない仕事です。

 

 

 

あるいはもし今、

 

切迫流産とかで、

 

動くことも許されずに辛い思いをされているなら、

 

もしくは、昔の篠原みたいに、

 

自宅安静なのに動いたら危険と言われていてイライラしているのなら、

 

今はじっとしているのがお仕事だと思ってください。

 

 

じっとしてるだけなんて!!と思うかもしれませんが、

 

あなたがベッドでじっとしていることそのものが、

 

大切な赤ちゃんの命を守っているのです。

 

それだけであなたはあなたしかできない仕事を今まさにしている最中なのです。

 

 

 

 

それでも、やっぱりできなくてイライラする!!

 

という方は、

 

相当お疲れでキャパオーバーに違いありません。

 

現状が変えられないのであれば、

 

今のしんどさは期間限定であることをお伝えしたいと思います。

 

 

まだ授乳しているとか

 

子どもが何でも口に入れてしまう時期で目が離せないとか、

 

絶賛イヤイヤ期真っ最中とか

 

どれだけ言い聞かせても伝わっている気がしないとか、

 

と言う間は、

 

どない頑張ったって大変すぎます。

 

今までできていたことができなくて当たり前です。

 

 

ここは一つ潔く諦めましょう。

 

 

あ、そうそう。

 

諦めて、お金で解決するのもおすすめです。

 

月に1回だけでもお掃除の家事代行サービス利用するとか、

 

食器洗い乾燥機やドラム式洗濯機導入するとかね。

 

 

お金は一時的には減りますが、

 

それであなたが毎日数時間自由になって、

 

その分ホッとする時間ができるなら、

 

決して高い買い物ではないと思いますよ。

 

 

 

 

それでは、また。

 

 

篠原みなも

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管理人:篠原みなも

こんにちは。

篠原みなもです。

おいしいものと、子どもの観察、

景色のきれいなところでぼーっとするのが大好きです。

1歳ハルカ♀、4歳ミノル♂、6歳カズミ♂と、

3人の子どもがいますが、

『大変ねえ!!』

って言われるたびに違和感バリバリ。

日々いかにたのしく平和にお気楽に生きるかを追求しています。

篠原の詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。