母性本能とかいう曖昧なもので、子育てができてたまるかって話

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こんにちは、篠原です。

 

 

わたくしこのたび、

ずっと本職だった児童厚生員(児童館職員の正式名称)の仕事を

再び短時間のアルバイトとして始めたんですが

 

なにこれ楽しすぎる!!

と、ノリにノッております。

 

えー、そんなん言われても知るかいな、っていう人のためにこれまでの経緯をざっくり説明すると、

 

この春、末娘の育休を終了。

仕事に復帰せず退職。

保育園入れたのに喘息でよく休む娘を診つつ、

掃除のバイトとか在宅ワーク、退職金で半年ほど食いつなぐ。

娘が体調不良でも仕事休まなくていいよう、

夫のいる早朝の時間にパン屋さんでバイト開始。

ほんで昼間の仕事どうするかな、

と思っていたら、

昔バイトしていた児童館の先輩から電話がかかってきて

 

『やめたって聞いたんだけど良かったらうちでバイトしないかい?』

と言われ、

あまり悩まないで『やります』

と、

返事して今に至ります。

 

この十年ばかり、

3人の子の出産やなんやで転勤に転勤を重ねた結果、

 

数カ所の現場で小学生、乳幼児さん、子どもたちの保護者、地域の方々、と関わってきた篠原ですが、

 

そこはおそらく保育現場としては全国トップクラス。

 

で、この仕事について最初に働いた当時はまだまだひよっこでその凄さがわかってなかった篠原ですが、

 

今あらためて戻ってみると、

事務仕事で忙しいはずの館長自らものすごくこどもと関わっておられるところとか、

 

大人が何かを教える教育ではなく、

遊びを通じて子どもたち同士が関わりの中で育ち合う保育を目指しておられるとことか。

『ただケガだけしなきゃいいんでしょ』ってスタイルでは決してない。

素晴らしすぎる現場だったのです!!

 

ほんで、

今回の篠原は主に午後から。

 

仕事内容はイベントに使う小道具作るとか、お便り印刷して配布とかの雑務と、

小学校から帰ってきた小学生のと一緒に遊ぶんだりおやつ準備するとかなんやけど。

 

もうね、楽しくって仕方ない。

 

誤解のないように言うと、

正職員のときもこの仕事は大好きだったの。

 

でもね仕事量が半端なかった。

 

日常は、

午前中は、遊びに来る幼稚園とか入る前の年齢の乳幼児親子さんと体操したり歌のお姉さんしたり幼稚園の先生的な仕事をして、

午後からは学童クラブに入ってる子どもたちにおやつ用意したり一緒に遊んだり喧嘩の仲裁をしたり。

の、合間を縫って、

膨大な事務仕事、お便りとか発行物の作成と配布、たくさんあるイベントの企画運営準備、それに伴う会議、スキルアップのための研修、児童館の掲示物や壁面飾りの作成、保護者との面談とか色々色々…。

 

これらを同時進行するの。

ほんで子どもが熱出したりするとただでさえ膨大な仕事が休み明け自分の首をぎゅうぎゅう締めるの。

 

独身のときはサービス残業してどうにかなったけど、

 

子ども産んで復帰後はお迎えあるから定時で帰るから休日出勤したり週末遅くまで残ったりとか。

正直いっぱいいっぱい通り越して過労で倒れる寸前ギリギリのところと体調崩した状態をさまよってた。

 

だから3人育てながらはムリやわ、と辞めてんけどさ。

 

今思うとほんと、

 

ずーっと『できないできないできない』って思ってたけど、

できなくて当たり前よ、と思う。

 

 

それで、

 

何がいいたいかというと、

全体を知った上での補助的立場って、

すごく楽だなー、たのしいな-ということ。

 

もう、ニコニコしながらこどもと遊んでていいの。

自分が回す側じゃないから。

全体を見て集団を先導したり締めたりしなくていいの。

 

そうすると子どもたちに対してかわいいって感情しかないの。

ほんともう、孫に関わるおばあちゃんの気持ちがわかってしまう。

 

みんなかわいい。

みんな大好き。

みんな愛せる。

 

でも、10年前バイトしてたときはそれだけで必死だったし、

自分は精一杯頑張ってると思っていたしこんな精神状態じゃなかった。

 

余裕があるのとないのではぜんっぜん違う。

でも、

これって育児でも同じじゃない??

 

子育てってよく、

「母性本能」とか「母親の愛情」とか非常に曖昧なものを持ち出してがんばれって言われるけどさ、

 

小さい頃から憧れていて大好きだった

「動物」と、「子供」に関わる仕事をそれぞれ、

ちゃんと仕事とに選んで真面目に働いてきた私だから言い切る。

 

感情でどうにかなるのは結婚、妊娠まで。

出産と子育ては仕事に近い、と。

 

要するに、

それが大好きだろうが辛いことは辛いし、

やりがいがあるから続けられるけど、

体力的精神的時間的な限界を迎えたら自分が壊れる。

 

そして育児も仕事も、

中心になって全体を把握して実際に動かしている人間が一番大変。

 

よく、

奥さんが赤ちゃん一人でも過労で倒れそうやのに、

『2人目ほしいな~』って旦那さんに無神経に言われて離婚を考えたとか聞くけど、

 

結局それも仕事と一緒で、

子育てっていう莫大な資産も時間も投資した長期的一大プロジェクトにおいて、

 

プロジェクト責任者とバイトのペーペーの頭の中はぜんぜん違う。

しかもふたりとも入社一年目っていう。

 

それは

この、私のツイートに対しての反応が体現している。

 

 

 

イイね200超え。

これ、昨日の夜中につぶやいてこれだからね。

はじめてこんなにいいねもらってびっくりした。

 

同時に、

みんな思ってたんだね、って、

胸がギュッとなった。

 

私も2人目のときまではここまで言えなくてもやもやしてたなあ。

 

 

だけど、

旦那さんがいて、

これからも一緒に子育てしていくつもりなら、

 

対等とまでは行かなくても、

きちんとペーペーのバイトにもプロジェクト全体の目的とすべての作業を把握してもらって、

旦那さんを、

「優秀な部下」レベルまで引き上げられたら責任者にも余裕は生まれると思うの。

 

 

だからね、

 

『子育て辛い』っていう人に

『望んでも恵まれない人だっているんだから』とか

『母親なんだから当たり前やん』

『旦那さんがちょっとでも手伝ってくれるだけありがたいやん』

って言う人は、

ものすごい就職難に、すっごく努力して受かった念願の会社が、

 

実は蓋を開けたら、

本当に生活がやっとくらいのお金しかもらえないのに

『金もらってるんだから当たり前だろ』って言われて、

残業代も出ないのに朝5時から終電まで働いて、

会社からの電話には休みだろうが夜中の2時だろうが絶対出て対応しないといけなくて、

休みの度に先輩が家に押しかけてきて、

『俺遊びに行ってくるからこいつ頼むわ』

って、見るからに繊細そうな愛犬押し付けられて、

『あ、こいつになんかあったらお前のせいだから』

っと言われて耐えられるのかと。

 

寝言は寝て言え!!

 

 

しかも子育ては仕事と違って

『思ってたよりしいんどいからやめるわ』

ってできないんだよ!!!

 

こどもを愛してれば愛してるほど『もっとこうしてあげたいのにできない』と思うし、

八つ当たりした日にゃあ後悔しかないし、

虐待なんてしてなくても『わたしが母親でいいんだろうか』って何百回も何千回も思うし、

 

 

それでも怪獣のように大騒ぎな日常の中、

 

『おかあさんだいすき』ってギュッとしてくるぬくもりと、

 

本当に些細な成長、

保育園に送っていったときに泣かないで先生に抱っこされたりとか、

トイレの電気に身長が届くようになったとか、

ほうれん草食べれるようになったとか、

お母さんにおてがみかいたよってなぐり書きの絵をもじもじしながらくれたりとか、

私がこっそり泣いてるときに気づいてそっと涙ふいて『きょうはねるときおっぱいしないからね』って、おっぱいさわさわしながら囁いてくれたりとか、

 

そういうものに支えられてどうにか一日一日をやり過ごしているうちに、

気づいたら子どもが大きくなってる。

 

それが子育てだと思う。

 

 

だからいまもし、

子育てが辛くて辛くて、

自分は母親失格なんじゃないかと思っている人がいたら声を大にしていいたい。

 

あなたに足りないのは母親としての自覚や愛情ではない。

身体的精神的時間的な、余裕であると。

 

 

余裕さえあれば、

今みたいに常に何かに追われてこどもを追い立てる必要もなく、

こどもが失敗してもいたずらしても、叱りはしても発狂することはない。

 

必要なのはこれ以上の頑張りではなく、

休息であり睡眠であり、自分一人の時間である、と。

 

だからこそ、

夫がいる人は夫を子育てプロジェクトに於いての、

腰掛けバイトに甘んじさせず、

ちゃんと同じチームとして働けるスキルと自覚を持たせてほしいし、

戦力として育ってないなら見切りをつけるか、どうにかして育てるしか、ないのだし。

 

夫の他に頼れる協力者や手抜きできるシステムがあれば多少お金をかけてもうまく甘えたり使いこなしてほしい。

 

なにより、

母親であるあなた自身に、

『母性本能や母親の愛情と言う曖昧なもので育児なんて壮大な長期プロジェクトは成し遂げられない』

と、理解していただきたい。

 

もちろん母親以上に家事も育児もできた上で働いてるしすげえ!

っていう神のようなイクメンも世の中には存在する。

 

でも、

もしそんな旦那が大半なら先程のツイートにあんなにいいねがつくはずはない。

 

殆どの人は夫に言えずに日々もやもやしながら、

自分をどうにか納得させながら暮らしてるんじゃないかな。

 

だけど、

もし、夫には直接言えなくても、

自分の気持ちまでだます必要はないから。

 

子育て辛いって言っていいし

辛いのは余裕が無いからだし、

必要なのは自分の時間と充分な睡眠だし、

 

頑張っているあなたが自分を責めなくていいから。

 

ただ、

『私ががまんすればいい』と思って日々耐えているのなら、

それはあなたの責任だから今すぐやめましょう。

 

だって、

こどもが真似してそういう思考回路になっちゃったら間違いなくいじめられる。

 

ほんで、

「苦痛に耐えるのが大人になること」

「本音を押し殺すのが結婚というもの」

とかなっちゃったら未来に希望なんてないしな。

 

 

子どもにしあわせになってほしかったら、

自分が楽でたのしい方を選ぼうよ。

それは決して、悪いことじゃないよ。

 

お母さんがしあわせだと、

子どももしあわせになるから。

 

そしていつの日か、

『子育てプロジェクトに参加してよかった!!』って、

思える日が来ることを、

 

私は祈っています。

 

 

 

篠原みなも

 

 

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管理人:篠原みなも

こんにちは。

篠原みなもです。

おいしいものと、子どもの観察、

景色のきれいなところでぼーっとするのが大好きです。

1歳ハルカ♀、4歳ミノル♂、6歳カズミ♂と、

3人の子どもがいますが、

『大変ねえ!!』

って言われるたびに違和感バリバリ。

日々いかにたのしく平和にお気楽に生きるかを追求しています。

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